慰謝料に関する法律問題について弁護士が解説しています。慰謝料の意味、計算、時効、自分が払えない場合、相手が払わない場合について、弁護士の無料相談を受けることができます。
Q 慰謝料とは何ですか?
損害賠償損害賠償請求は、物が壊されたり、怪我を負わされた場合にのみ問題となるわけではありません。慰謝料のように、精神的苦痛を負わされた場合にも問題となります。
たとえば、夫が不倫した場合、とてもつらい思いをします。このような場合、不倫慰謝料、離婚慰謝料として夫、不倫の相手に慰謝料を請求できる場合があります。
また、精神的ないじめを受けたり、インターネット上で名誉棄損された場合、つらい思いをしますが、同じように、慰謝料を請求できる場合があります。
Q どのような場合に慰謝料を請求できますか?
たとえば、マンションの上の階の住人が騒々しく、嫌な思いをすることがあります。だからといって、すぐに上の階の住人に慰謝料請求することはできません。その騒音が社会生活上の受忍すべき範囲を超えている必要性があります。
また、慰謝料請求の主張を裁判所に認めてもらわなければなりません。最終的には、裁判所に認められて初めて、権利は行使できます。したがって、ここに弁護士に依頼する必要性があります。裁判所に認めてもらう、つまり、権利はご自身で勝ち取る必要があります。弁護士は、依頼者様の正当な権利行使についての助力を惜しみません。
弁護士に相談・依頼することで、慰謝料請求が認められるのか、また、その相場等の見通しがわかります。また、精神的苦痛は内面の問題です。そのため、その立証、および、苦しみの程度を裁判所に伝えるのは、難しいものがあります。弁護士であれば、当事者間での交渉、民事裁判の経験があります。また、訴訟法の適切な知識もありますので下記の様なメリットがあります。
メリット | 内容 |
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見通しが立つ | 慰謝料の請求の可否、慰謝料の相場等についてのアドバイスを受けられる。 |
立証 | 最終的な裁判を見据えてのアドバイスを受けられる。 |
精神的苦痛の主張 | 裁判で重視されている要素を押さえて、精神的苦痛の具体的事実を主張できる。 |
Q 慰謝料はどのぐらいもらえるのですか?
また、ほかに、慰謝料が高額化する傾向にあるのは、強姦等の性犯罪事件や、離婚事件等の慰謝料になります。
逆に、痴漢事件や、暴行事件の場合などは、慰謝料は思ったよりも多くないことがあります。
また、たとえば、芸能人や大企業等が、名誉棄損を理由として何千万円もの損害賠償請求をすることがあります。しかし、通常、名誉棄損で何千万円もの賠償が認められることはありません。恫喝目的で、慰謝料請求がなされているような不当な例もあります。芸能人、大企業等の名誉棄損の請求額は、あまり参考にならない場合があります。